キッズCiaO

「「ふなっしートレイン」のうんこうきねんじょうしゃけんがはつばいされるね」

「そうだね、はつばいされるうっさー！」

「…。」

「げんてい8,000セットだって。ぜんかいは5,000セットが1しゅうかんでかんばいしたらしいから、こんかいもたくさんうれそうだね！」

「そうだねうっさー！たくさんうれるうっさー！」

「…。」

（うさのしん、さっきからどうしたんだろう…。ふなっしーさんの「〇〇なっしー！」にえいきょうされたのかな…）

「せんこうはんばいかいもやるみたいだね」

「そうだうっさーね！」

（こまったなー。かるいじょうだんのつもりで「うっさー！」をはじめちゃったけど、きゅうにやめられないな…）

「…。」

（まだつづけてる…。ごびをかえてキャラをつくろうとしているのかな…）

「うさのしんはかいにいくの？」

「もちろんいくうっさーよ！」

（べつにキャラをつくろうとかおもってないんだけど、かめのしん、ぜったいそうおもってるな…。ツッコミいれてくれたらやめやすいんだけどな…）

「…。」

（さすがにもうやめさせなきゃ…。よし！）

「うさのしん、『うっさー！』はもうやめるなっしーよ！」

「う、うん！」

（かめのしん、ありがと～！！でも、「なっしー！」って…）

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「ねぇうさのしん、なぜなにはよんだ～？」

「よんだよんだ！でんきをおくるのって、たいへんなんだね！あらためてべんきょうになったよー」

「でんきだけではなく、せんろとか、しんごうとか、しゃりょうとかも、いつでもあんぜんにつかえるじょうたいにしておくのって、きっととてもたいへんなんだよね」

「そうだね！てつどうって、ふだんめにしないところでのおしごとがきっととてもおおいんだね！」

「そうだね！ぼくらもみならおうね！」

「ところでうさのしんは、ふだんがんばってることって、あるの？」

「うん。どうやったらぼくたちのにんきがでて『CiaO』のひょうしをかざれるかなって、まいにちいっしょうけんめいかんがえてる」

「ぜんかいのはなし、まだつづいているんだ…」

「ねーねーうさのしん、こんごうの『CiaO』、もうよんだ～？」

「よんだよんだ！ないようもおもしろかったけど、ひょうしがこってたね！」

「そうだね！レトロってことでむかしのでんしゃふうにベージュっぽいところにちゃいろのもじとか、こってたね～」

「こどもたちのでんしゃごっこのロープのいろがピンクなところも、うさのしんはきがついた？」

「そうだったんだ！ぜんぜんきがつかなかった！」

「ああいうかんじのひょうしって、はじめてじゃないかな～」

「そうだね！あらためてよくみてみるよ！」

「…。」

「…。」

『えっと…』

「どうじになっちゃったね。うさのしんからどうぞ」

「いやいや、かめのしんから、どうぞどうぞ」

「え、あ、いや、『レトロっていっても、ながいきのかめのしんにとってはきのうのことのようじゃない？』とかいわないの？」

「えっ!?いわないいわない！かんがえたこともない！」

「そうなんだ。そうしたら、いいかけたことは？」

「いや～、ぼくたちがひょうしになったらにんきがでるなー、どうしようかなーってそうぞうしてた」

「そっちでしたか…」